「ホームページが作りたい、会社案内としての」
「いや、人が集まらなくてもいいし、ホームページで商品を売ろうとは思ってないから会社案内としてのものでいい、でも格好いい、センスの良いものが作りたい」
よく聞くこれらのお話ですが、確かにホームページを作っても人を集めるのも、ましてや商品を売るのはかなり難しいので、仰っていることは正しいのですが、だから会社案内としてのホームページを作る意味はあるのでしょうか?
最近ではこれに加えて「だから無料で自分で作る」ということも聞きます。
たとえ無料で作ったとしても、意味の無いものを作っていいのでしょうか?
会社の案内をするのだから意味が無いわけではない、と思われるかもしれませんが、案内だけなら「案内を聴きたい」という人に、自分で直接伝えた方が効率的効果的です。
高額な費用を出す必要はありませんが、仕事上で必要なものは、必ず意味のあるもの、目的を持ったものでなければいけません。
そもそも会社案内にはどのような意味、目的があるのでしょうか?
自分の会社のことを知ってもらうために用意するのが会社案内ですが、これは「広報物」です。
広報とは広告によく似た活動ですが、お金をかけて具体的な商品・サービスを宣伝する広告とは異なり、自分達の事業や経営理念、方針そして商品・サービスを販売目的ではなくラインナップとして紹介あるいは「伝えるための活動」です。
では、そのような内容のものを作ればいいのか、というとそうではなく、作ったものを使って伝えていかなければいけません。
印刷された会社案内が使われずに埃をかぶったままになっているものを以前はよく見かけましたが、本当にこれは「資源の無駄使い」です。
ホームページは具体的な資源の無駄遣いというものはありませんが、広く伝える上で必要な「人(の労力)」という資源の有効活用のために使わないのなら、それはやはり「資源の無駄使い」になります。
また、広報は自分達のことを広く伝えるための活動であり、市場(にいるお客さん)とのコミュニケーションであるわけですから、自己満足で作ったり、作って放ったらかしというのは会社の取組姿勢としても良くありません。
会社のことをよく知ってもらい、理解してもらうためのものですから、見やすくわかりやすい構成で、探しているお客さんのところに届けられればいいのです。
ホームページであれば人の手を使わずとも、全国のお客さんに届けることができます。
ただし、作って公開すれば届くかといえばそうではなく、「届けるための活動」が必要で、それがSEO対策であり、ブログであり、メールなのです。
SEO対策は「検索上位表示」のためのものではなく、あくまで必要としているお客さんのところに届き(表示され)やすいようにホームページを作りこんでいくものです。
ブログはだれもが自分達で発信できる広報活動で、ブログ内蔵型ホームページであれば、情報発信する分だけホームページが厚くなっていき、いわば会社案内からお客さんが求める専門書にしていくことができるのです。
ホームページを作るなら、まずあなたの会社の広報活動について考え、その活動を効率的効果的に行うための取組みを組み立ててから作るようにして下さい。
もし、もう作ってしまった、あるいは今のホームページは「埃のたまった会社案内」だという場合は、まず現在の状態を「無料診断」で確認をして下さい。
「無料診断」をすれば問題・課題がわかって、どのように対処すれば良いかがわかります。
まずは「WEBサイト無料診断」へ。