私はこのブログを、お手伝いしたいと考えている社員さんが10人未満の小さい規模の会社、あるいは自営業の方に向けて書いています。
その中でも特にマーケティングやITに弱い50歳以上の経営者の方たちです。
規模の小さい会社というのは大半がオーナー経営、家族経営であり、内向的になりやすい環境なので、外部からの情報収集や発信が苦手で疎かになっている方が多いようです。
さらに「商品・サービスありき」でビジネスモデルが確立されていなかったり、逆に1社か2社の得意先だけの仕事、といういずれも非常にリスクの高い経営をされています。
こういった環境下の経営で不足しているのが「マーケティング」です。
マーケティングとは「誰に」「何を」「どこで」「どのようにして」売るのかを明確にして取組み、ビジネスモデル(売れ続ける仕組み)を確立させることです。
「売れ続ける」とは、安定して長期にわたって取引があり、外部の環境変化、つまり景気に左右されずに経営し続けることができるということです。
そのような取引ができる「顧客」を見つけることが「マーケティング」ですが、先述のような環境下で経営をされてきた方は中々うまくはいきません。
その一番の要因が「思い込みが強く変化を嫌う」という経営姿勢です。
よく大手企業の経営者が「過去の成功体験に縛られず」思い切った経営改革をするということがありますが、この「過去の成功体験」と「過去の失敗経験」が上記のような頑なな経営姿勢にしてしまいます。
体験、経験はとても大切なことですし、それがあって経営は成り立っていくのですが、それは「時間」と共に必ず「変化」していくものなのです。
人は誰でも歳をとり「変化」しますから、今取引をしているお客様も歳をとり「変化」します。
これは単に「歳をとる」ということだけではなく、世代がどんどん変わっていく、同時に価値観や「ニーズ」も変わっていくということです。
「ウチのお客様は決まってるから」あるいは「ウチの商品に求められていることは決まっているから」ということをよく聞きますが、永遠に同じお客様、同じニーズが存在し続けることはありません。
生活の基本である衣食住においても必ず変化します。
今苦しんでいる企業はもちろんですが、今調子が良いという企業でも常に外部環境の変化をキャッチして「変えていく取組み」、つまり「マーケティング」をしなければならないのです。
では、そのマーケティングをどのように進めていけばよいかですが、以下の4つを繰り返せばいいのです。
- 情報収集
- 情報整理・分析
- 仮説に基づいた計画立案(「誰に」「何を」「どこで」「どのようにして」)
- 実施・検証
この中で特に重要なのが「情報収集」です。
経済用語に「ミクロ」と「マクロ」というのがありますが、ここでもミクロの情報(身近な情報、自社に関する情報)とマクロの情報(業界、社会全体の情報)を集めます。
マクロの情報は新聞やテレビなどメディアを通じて比較的容易に集められると思いますが、ミクロの情報、自社に関する情報というのはどのように集めれば良いでしょうか。
自社に関する情報というのは自社に対する「評価」あるいは「ニーズ」です。
ですから基本的には「お客様に聴く」ということになります。
既存のお客様に評価やニーズを常に確認することですが、それだけでは情報が偏りがちなので、それ以外のお客様の声を聴くことが必要です。
それがよく聞く「マーケティングリサーチ」というものです。
ただし、これはかなり費用のかかる調査ですが、それをインターネットを使えば、費用をかけずに集めることができます。
具体的にはホームページを作り、そこにアクセスを集めて、そのアクセスから「声」を拾い集めていくのです。
繰り返しますが、今苦しんでいる会社はもちろん、今調子が良いという会社でも変化し続けなければ、時間の経過と共にいずれ取り残されます。
そして、変化し続けるための唯一の方法が「マーケティング」です。
さらにそれをネットを使えば誰でも簡単に、費用をかけずに取り組むことができます。
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