調子は今ひとつですが計画を立てて経営している会社と、調子は良いですが計画がまったくない会社、どちらが「良い」会社でしょうか?
いくら今調子が良くても、やはり無計画な会社は将来的に不安を感じてしまいます。
では、計画を立てている会社は「良い」会社でしょうか?
有名な経営学者のピーター・ドラッカーの言葉に
「実践なき理論は空虚である。理論なき実践は無謀である。」
というのがありますが、立派な計画を立てていたとしても実行されなければ意味はありませんし、実現不可能な計画は確かに無謀であり必ず破たんするでしょう。
よく「絵に描いた餅」などと言われますが、どれだけ上手に描いたとしても絵の餅は食べられず、空腹を満たしてくれることはありません。
計画は立てなければいけませんが、その計画はしっかりとした理論、つまり「根拠に基づいた予測」によって組み立てられ、実際の行動計画にまで落としこまれたものでなければいけません。
言いかえれば、何の根拠もない予測、つまり「思い込み」や「決めつけ」を元にしてつくられたものは「無謀」なものでしかなく、現場の社員からすれば「押しつけ」であり、まったくやる気は出ません。
では、根拠ある予測はどのようにすれば立てられるのでしょうか?
それに必要なのは正確な「データ」です。
数字はうそをつきませんから、比較的新しく、正しく計測された数字こそが根拠になりうるのです。
では、どこからどのようなデータを集めれば良いのでしょうか?
必要なのは、顧客、自社、競合、および自社が関わる市場環境に関するデータです。
特に競合に関するデータは非常に重要で、自社を分析する上でも、競合との比較の中からはじめて
「強み(優っている点、力を入れるべきところ)」
「弱み(劣っている点、克服あるいは捨てるべきところ)」
がわかります。
自社のデータだけだと、予測がどうしても「思い込み」や「決めつけ」で立てられてしまいがちです。
さらに、顧客データとはどのお客様が何を購入されたか、というだけでなく、年齢や職業などの背景を出して、「細分化(セグメンテーション)」することが重要です。
そこからニーズを把握する、あるいは似通った傾向から仮説を立てることできます。
また、市場環境についてのデータも必要です。
これは市場全体の環境についてのデータで、将来の環境変化を予測し、その変化が自社にとってどのような影響(機会あるいは脅威)を及ぼすかの仮説を立てるためのものです。
これらのデータをどこで手に入れれば良いのでしょうか?
余裕のある企業は独自にモニターアンケートなどの調査をすることができますが、かなりの費用がかかります。
やはりここはインターネットを活用するべきです。
特にホームページを活用し、アクセスを集めるための運用(SEO対策)と解析を地道に行うことが第一です。
ある程度のアクセスを集めることができれば、それは自社と顧客(ニーズ)分析のためのデータになります。
また、競合調査も、自社と同じようなデータが競合のホームページを調べることで可能です。
競合のホームページにはどれだけのアクセスがあり、どこから来たのか、どのようなキーワードで競合のホームページにたどり着いたのか、等がわかるのです。
当然、ホームページの内容を確認すれば、競合がどのようなところに力を入れているのかは一目瞭然で、競合ホームページと自社のホームページを比較すれば、おおよその「強み」「弱み」を把握することができるのです。
TAOの「WEBサイト無料診断」には、この競合のホームページを調査する際に使用する機能を使って、あなたの会社のホームページを診断します。
まずはこの無料の診断を受けて頂き、どれだけのことがわかるのかを確認して下さい。
そして、自分達で確認した正しいデータ(数字)でしっかりとした根拠ある予測を立て、実践的な経営計画を立てて下さい。