アクセス解析から、これまで無かったキーワードで検索して訪問してきたことがわかれば、今度はこちらからそのキーワードと周辺のキーワードで訪問してもらえるようにホームページを改良していくのですが、単に現在のホームページの中にそのキーワードを書きこめばいいわけではありません。
ましてや、新しいキーワードを「何の脈絡もなく」ドンドン追加していくのはルール違反であり、またユーザーにとってもわかりにくいページになってしまいます。
つまり、新しいキーワードをホームページに追加するのであれば、そのための新しいページを作成することになります。
キーワードはいわばユーザーの「潜在ニーズ」を言葉に置き換えたものなので、そのニーズをくみ取って、そのための情報提供をしてあげる、これが適切なネット上の取組みです。
しかしながら、ブログ機能を持ち合せていないホームページ(静的ホームページ)の場合は、そう簡単にページを増やすことができず、業者にお金を払って作ってもらうことになりますが、これだと莫大な費用がかかってしまします。
また、アメブロなどの外部ブログで扱うのは意味がありません(前回参照)。
それが簡単にできるのがCMSなのです。
ホームページに内蔵されたブログでそのキーワードに関連した記事を書けば良いだけですし、この記事がホームページの新たな1ページとなります。
例えばトップページ、商品ページ、会社概要、お問い合わせ、ブログというたった5ページのホームページであっても、ブログで100個の記事を書けば105ページになるということです。
書いた記事がすべてホームページ全体のページ数に加わっていきますから、ボリュームのあるホームページとして評価され、さらにそれがすべてユーザーが求めている専門的な情報であるなら、評価はさらに高くなります。
それだけでなく、専門的な情報なのでそれらのページへのアクセスは時間が経過しても増え続けます。
2年前に書いた記事が今でもアクセスがある、ということになります。
以前にもお話ししましたが、ホームページの役割は商品・サービスを「売る」ことではなく、興味関心を持っている方(見込み客)を集めることですから、そのためのキーワード、そのキーワードで訪れる先のページこそがホームページ上の商品・サービスと言えるのです(これをコンテンツマーケティングと言います)。
つまり、CMSによるブログ型ホームページであれば、例え実際の商品・サービスの種類が少なかったとしてもロングテールキーワードを実現することができるのです。