私は以前勤めていた広告会社で、新しいお客さんを獲得するための営業(飛び込み営業)を命じられた時によく言われたことがあります。
「どこでもいいわけではない、間違っても街のラーメン屋なんかに飛び込みなどするな」
その理由は「お金が無い」ことと「そういうところは広告をしないし、方法が無いから」ということでした。
これは本当におかしな話で、つまり広告会社というのは元々人が集まる、商品・サービスが売れるところにだけ営業をする、というのが基本姿勢なのです。
少し哲学っぽいことを言いますが、「働く」というのは「はた(傍)をらく(楽)にする」ことだと教わりましたし、そうあるべきだろうと思います。
どのような会社、お店であろうと、お客さんを集めたいでしょうし、商品・サービスを売りたいのですから、「お金持ってないからダメ」「広告しても効果が出にくいからダメ」というのは完璧に間違った考え方です。
一方で、会社やお店側でそのように考えている方がいるのも事実です。
広告はお金がかかるからしない、広告を出しても効果がないからしない、というところは案外多いのも事実なのです。
共通して言えるのはどちらも「やり方」を間違っている、ということです。
広告会社は業種業態関係なく、どのような会社、お店であっても「同じ広告手法」を使う、あるいは使おうとするのでうまくいかない。
広告を出す側は自分達のお客さんを明確にせず、ぼんやりとした形で広告をしてきたからうまく伝わらなかったのです。
そもそも「広告」はマーケティング=商業活動の一部ですから、広告を打つ前に明確にしないといけないことがあります。
自社の商品・サービスはどのような人に必要とされているのか、競合他社はどのようなところがあり、そこと比較して自社はどこが優れているのか、またお客さんはどのような点を重視して購入を決めるのか、などなどとにかく明確に「絞り込んで」いかないといけません。
このようにお話ししてもまだ「とは言え、街の個人経営のラーメン屋がネットでお客さんを集められるのか?」と思われるかもしれません。
何事もそうですが、「絶対」はありませんから、とにかくやってみることが大切です。
これまでも何度もお話はしてきましたが、ネットだと使い方さえ覚えれば自分で広報、広告活動ができるので、完全に自分一人で行えば実質ゼロ円で実施することが可能です。
一般的な雑誌広告や折込チラシ、手配りチラシなどは確実に印刷代がかかりますが、そういった費用はかかりません。
また、何度でも繰り返しの活動が行えるので、一般的な広告手法よりも頑張った分だけ可能性は高まります。
さらに、これも以前からお話ししていますが、マーケティング活動と言うのはお客さんを集めたり商品・サービスを売ることが目的ではなく、お客さんの「声を聴くこと」が目的なので、どんな業種業態でも「やらなければならないこと」であり、特に費用をかけずにやることができるネットでの取組みは小さな会社ほど積極的に取り組むべきものなのです。
確かにこれまでやったことがない、できないと思ってきた方からすると、今から始めるのは中々勇気がいることだと思います。
まずはTAOにご連絡下さい。
そして、現在の状況などのお話をお聞かせ下さい。
やれること、取り組めることが必ず見つかるはずです。
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