こんにちは!
小さい会社にネットマーケティングを普及させようと企んでいるTAOの寺内です。
今日は改めて「SEO対策」の正しい取組み方についてお話ししたいと思います。
SEOとはサーチ・エンジン・オプティマイゼーション(Search Engine Optimization)の略で、日本語では「検索エンジン最適化」といいます。
検索エンジンとは、インターネットでの検索をした時の「結果を表示させるシステム」と考えて下さい。
例えばインターネットで「居酒屋 東京」と入力をして検索をすると、結果が表示されますが、ネット上に大量にあるサイトの中から「どのサイトから表示させていくか」を決めて表示させているのが検索エンジンです。
検索エンジンの中に「どのサイトから表示させていくか」という条件がいくつか存在し、その条件を満たしているものから順に表示されるという仕組みになっています。
ただし、その条件は公開されていませんから、どのようなサイトにすれば上位に表示されるのかは誰にもわかりません。
「検索エンジン最適化」というのは、そのわからない検索エンジンが持つ「表示させる条件」を研究し、「どうもこういったサイトが上位にされるようだ」という予測を元に、自分のサイトを改善させていくことを言います。
ですから、「SEO対策」について理解する前提として、その対策をすれば必ず上位に表示されるわけではない、ということを念頭に置いて下さい。
そして、ここが一番お伝えしたいことですが、そのSEO対策を何のためにやるのか、「目的」を理解した上で取組むこと、さらに言えば、上位表示させることだけを目的にSEO対策をしてはいけない、ということです。
「そもそもなぜあなたはSEO対策をしようと思われたのですか?」
「それは、ウチのサイト(ホームページ)にもっと来てもらいたいから」ですよね?
そのためにあなたのサイトを上位表示させなければいけない、だからSEO対策をしよう、とこう考えられた、もしくはSEO会社から言われたのかもしれません。
しかし、SEO対策をすれば確かに上位に表示されるかもしれませんが、それでアクセス(来訪者数)が増えるとは限らない、ということをご存じですか?
上位表示と言っても、「どのキーワードで検索された時に上位表示されるか」が重要であり、もしそのキーワードがほとんど検索されないような特殊なキーワードだったら、いくら上位に表示されていたとしても誰も見ない、つまり誰もあなたのサイトに来ません。
さらに、たとえよく検索されるキーワードで上位に表示されていたとしても、あなたのサイトがクリックされるとは限りません。
ある調査では、検索順位が1位のサイトがクリックされる確率は15%という結果もあります(10位は1.8%)。
これは月間検索数が10,000というキーワードで1位だとしても1,500しかクリックされ訪問されないということです。
いや1ヵ月に1,500回も訪問されれば十分ですよ、と思われるかもしれませんが、月間検索数が10,000のキーワードで1位になるのは、大手企業のサイトでなければ相当難しく、まず実現しません。
なぜなら、それだけ検索されるキーワードですから、どのサイトも上位を目指すので必然的に条件が厳しくなり、ハードルが高くなるからです。
ですから、もしあなたが今、SEO会社から自分のサイト(ホームページ)のSEO対策をしましょうと勧められていていても、自分のサイトに「有効なキーワード」が何かわかっていないのなら、やめるべきです。
特に「成果報酬」なので上位(検索1ページ目)に表示されなければ費用はかかりません、という場合は一番危険です。
逆にいえば、アクセス数が増えないかもしれないが上位になったらお金を払ってもらいますよ、ということですから、「チラシをまいたけど一人も来店しない、でも料金は払わないといけない」ということと同じです。
月間検索数の少ないキーワードで上位表示されるか、検索数があっても有効ではないキーワードで上位表示されて、ムダに料金を支払うことになります。
最後にもう一度お伝えしますが、SEO対策を考えられている、あるいは勧められているなら、取組む前にまずは「目的」を明確にして下さい。
何のために、どのような方に来てもらいたいのか、何を伝えるために、やるのかをしっかりと決めることです。
そして、お気づきの方もいるかもしれませんが、これはまさしく「マーケティング」です。
誰に売るのか、何を売るのか、どこでどのようにして売るのか、を決めて情報を収集、分析をして予測を立てて計画を立て、実践をして検証、これをし続けることで目指すべき相手、目指すべき位置に会社をもっていくことがマーケティングですが、SEO対策はまさに「ネットマーケティング」なのです。
SEO会社に上位表示という「枝」の部分を任せてコストをかけるのではなく、自ら幹を太くし、全体を大きくさせるよう、自分達で考え取組める「仕組み」が必要です。
是非、TAOの「ワークページ」で自分の会社のマーケティングに取組んで下さい。
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